医学部予備校のスケジュールや時間割についてご紹介しています。
医学部予備校徹底比較!医学部合格を本気で目指す人必見
  1. 医学部予備校のスケジュールや時間割

医学部予備校のスケジュールや時間割を紹介!

医学部予備校の年間スケジュール

医学部予備校の年間スケジュール

医学部受験は最後の一年をどのように過ごすかで結果も大きく変わります。医学部予備校ではどのような年間スケジュールを組んで対策していくのでしょうか。各予備校により若干異なりますが、ここでは一般的な医学部予備校の年間スケジュールをご紹介いたします。

3月
プレ講座・体験入学など
4月~6月
基礎学力の強化
7月~8月
弱点克服・基礎の総復習
9月~11月
応用力の強化
12月~1月前半
センター・志望校合格に向けた実戦力の強化

3月はウォーミングアップの1ヶ月

正式な授業が始まる4月の前に、プレ講座や春期講座を開講している医学部予備校は少なくありません。プレ講座はこれから一年間の勉強を始めるにあたって「ウォーミングアップ」の要素を持っており、自分自身の学力や現状を大雑把に確認することができます。

また、開講前に「オリエンテーション」を実施している予備校も多くあります。志望校の入試を分析した資料などが配布され、傾向と対策を練ると同時に、自分の弱点と照らし合わせ、学習の計画や目標を立てることができます。

この時期は、入会金免除や、春期講習無料など魅力的な特典付きで募集を早めている予備校も沢山ありますので、積極的に活用していくようにしましょう。

4月~6月は基礎学力の強化

前期授業が開講するにあたって、個々の学力や志望校に合わせたクラス編成テストなどが実施されます。

授業では、この時期に基礎がしっかり定着していないと秋以降の応用問題に対応できなくなるため、多くの場合、まず基礎学力の徹底が図られます。

また、模試は5月頃から始まります。最初の3ヶ月はあくまで基礎力をつけることを目標にしていますから、試験内容も授業で扱われた基礎学力を問うような内容です。模試は月に2回くらい行われ、その結果をもとに担任と個人面談を行います。

7月~8月は弱点克服期間

「受験の天王山」とも言われるこの時期は、比較的復習にも多くの時間を費やせることもあり、秋からの応用力強化に必要不可欠な基礎の総復習を徹底します。特に、苦手な科目や分野ができてしまった人は、短期間で圧倒的な学習量を確保できる「夏期講習」などを活用し、弱点克服に励みましょう。夏期講習は、多くの場合、外部からの参加者も含めて、クラスの再編成が行われるため、予備校生活に慣れてモチベーションが下がりがちな受験生にとってよい刺激となります。

夏期講習の成果を確認するための模試が8月に行われ、この結果と面談をもとに後期のクラス編成が行われます。その際、これまでの反省も含め、カリキュラムの見直しを行う場合もあります。

9月~11月は応用力の強化

大学の入試説明会やオリエンテーション、予備校では保護者会なども実施され、志望校が絞られます。過去問分析も本格的に始まり、新たなクラス編成で、合格に必要な点数を取るための対策や学習がスタートし、さらに10月からはAO対策講座や推薦入試対策講座も始まります。

この時期は全国公開模試など模擬試験が多く開催される次期でもあるため、他の予備校主催の模試も受験するなどして試験会場の雰囲気に慣れておくことをおすすめします。

12月~1月は実戦力の強化

医学部合格に向けた受験勉強の総まとめの時期となる冬季講座では、入試模擬問題などを繰り返し解いて、最後の仕上げをしていきます。また、国公立大学医学部受験者のためにプレセンター試験模擬試験も実施されます。

学習と並行して面談を重ねながら最終的な志望校・併願校を決定し、12月はいよいよ願書の提出です。願書を出すにあたって、書類に間違いがないかなど、予備校のサポートが受けられます。

医学部予備校のある日の時間割

医学部予備校のある日の時間割

浪人生の場合

時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 日曜
9:30~10:20 数学 英語 生物
or
物理
英語 化学 生物
or
物理
模試
自習
保護者会
10:30~11:20
11:30~12:20
13:10~14:00 英語 化学 小論文 数学 数学
14:10~15:00 生物
or
物理
化学
15:10~16:00 数学 生/物 化学
16:10~17:00 数学 英語 数学 生/物 化学 英語
17:40~19:10 個別指導
強制自習
強制自習
セ試対策
個別指導
強制自習
個別指導
強制自習
強制自習
セ試対策
強制自習
19:30~21:30

医学部予備校の浪人生(高卒生)の時間割は、大手一般予備校とは異なり、朝から夜までぎっしりと組まれているのが特徴です。また、自習についても「強制」という場合が多く、予備校に通っているだけで1日12時間の勉強時間が確保できてしまうほど、圧倒的な学習量になっています。

ただし、とにかく1日のスケジュールが細かく設定されているため、講師を拘束している時間が長くなり、その分学費も高額になると言えます。

現役生の場合

時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 日曜
9:30~10:20 学校 学校
模試
自習
面談
10:30~11:20
11:30~12:20
13:10~14:00
14:10~15:00 セ試対策
15:10~16:00
16:00~18:00 数学 英語 数学 理科 理科 英語
18:00~21:30 質問・自習 質問・自習 質問・自習 質問・自習 質問・自習 自習

現役生は学校生活と両立しながら予備校に通うことになるため、浪人生に比べるとより柔軟なカリキュラムや指導法によって個々のニーズに細かく対応していると言えます。

また、学力や志望校が違うだけでなく、学校によって学習進捗が異なったり、クラブ活動と両立する生徒がいるなど、学習環境も多種多様となるケースが多いため、集団授業と個別指導を掛け合わせ、効率よくフォローできる体制を整えている予備校はたくさんあります。

予備校の学生寮に入居するメリットとは?

予備校の学生寮に入居するメリットとは?

寮に入居する最も大きなメリットは食事つきの寮であれば食事を自分で用意する必要がなくなることです。自炊は時間も体力も使いますから、疲れているときは疎かにしがちです。体力が落ちれば勉強もはかどらなくなるので栄養バランスの取れた食事を摂ることは大切です。学生寮は栄養バランスをしっかりと考えた献立になっているので、食事面では安心して過ごすことができます。

また、移動時間の短縮や通学定期などの金銭面の負担がなくなることも寮の利点です。ラッシュ時満員の通勤電車などは乗っているだけで疲れるものですし、家に帰ったらくたくたになってしまうことも少なくありません。ここで体力的な部分でも負担を少なくし、移動時間を違うことに使えるようになれば勉強時間にも有効に回すことができるようになります。

そして、同じ環境に身を置き日々競い合っている仲間とすぐ傍で刺激し合えることも医学部受験に向けては大切なモチベーションになります。加えて、寮生全体のサポートをしてくれる寮長や寮母がいることでモーニングコールや病気など、心身のケアが期待できるのもポイントですね。

また、寮で過ごすスケジュールは食事以外はほぼ勉強漬けとお考えください。高校に通っているよりもずっとハードになりますが、その分だけ勉強に集中できる環境になっているとも言えます。真剣に医学部を目指す受験生に囲まれているので否が応でも勉強しなければ、という気持ちになりますし、切磋琢磨しつつ成長できている実感を得やすいので、本気で合格したいならおすすめの環境です。

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